クマが教える英語のしくみ


1-3■ 森の英語教室? ■

私の目の前にふわふわと浮かんでいた『クマ』は、ニコッと笑うと、手招きをして森のほうについて来るように言ったのです。

『森』ですって??

この小さな町に森なんかありはしないのにっ!

確かに森があるっ!

こんなに木がたくさんはえてる場所、今まで知らなかった...。

不思議なことがあるものです。 ふわふわ浮かぶクマに導かれ、ちょっと不安でしたが、私は森の中までついて行くことに決めました。

初めて歩く小道をどんどん進んでいくと明るい広場のようなところに出ました。そこにはなんと小さな机とイスと黒板が用意されていたのです。

「あらー。『森の英語教室』って感じね。わぁ、お花がたくさん咲いてる...」

「そう。ケイコちゃんのために特別に用意しておいたんだよ」

「え?私が来るのを知ってたっていうの?!」

「そう、待ってたんだよ」

私が来るのを『待ってた』ですって?なんだか映画の主人公になったような気がしました。

「まさか、とんでもないアドベンチャーが急に始まったりしないでしょうね。実は二人は恐竜の島にいるとか、魔法のほうきが降りてきて、それにまたがって飛び回るとか」

「そーんな劇的なことは起こらないの。ただケイコちゃんは学校の授業が終わったら、しばらくこの森の英語教室に通うようになるだけなの」

なーんだ。ちょっとワクワクして損した気分です。