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「『人称代名詞の表』?あー、なんか変わってる!ピンクで書いてあるのもあるし」
「オホン。表の左側が単数形(たんすうけい)、表の右側が複数形(ふくすうけい)です。単数って、一人や一個のことね。複数は二人や二個以上のことです。これは知ってるよね。
で、表の左端に『一人称』(いちにんしょう)『二人称』(ににんしょう)『三人称』って書いてありますね。これは人数とは関係ないんだよ。『三人称は
he, she, it の三人か...』なんて覚えないでね。
『一人称』って『私』、つまり『自分』のことです。はい、では、自分のことを指さして"
I "って言ってみて」
「
I 」
「そうそう。で、次は『二人称』です。『二人称』っていうのは、自分とお話をしている相手、『あなた』のことを言います。はい、じゃ、ボクのことを指さして"
you "って言ってみて」
「
you 」
「そうです。では、問題の『三人称』です。『三人称』は『自分』でもなく、お話をしている相手の『あなた』でもない、ちょと離れているところにいる『彼』(男の人)とか『彼女』(女の人)のこと。それから、モノの場合の『それ』なんかも『三人称』です。
その場にいなくて、話題にのぼっている人のことも『三人称』であらわすんだよ。 じゃ、あそこにウサギさんがいるから、ウサギさん指さして" she
"って言ってみて」
「
she...てことは女の子なのか。あのウサギさん」
「そう。で、もし、ケイコちゃんがウサギさんとお話をしているときに、ボクの話題になったら、ボクのことを思い浮かべながら"
he "を使うわけ」
「そうかー。で、この表の"
he, she, it "がそういう『三人称の単数』ってことになるわけね」
「そうそう。その三人称単数の"
he, she, it "が文の主人公、つまり主語で、現在の文のときには一般動詞に"
s "がつくっていう話なの。過去形でも未来形でもなく、一般動詞が『現在形』っていう形のときに"
s "がつくんだよ」
「そうかー。
He loves her. は He
が主語で、現在形の文だから、love に s
がついたのね。あ、もしかしたら、過去形とか未来形とかを習うとまた別のものがついたりするの?」
「ううん。三人称の単数がめんどくさいのは『現在形』のときだけだから安心してね」
私はホッとしました。もうこんがらがってきて、これ以上難しくなるのなら『英語のしくみ』とかいうのは教わるのやめて帰ろうと思ったくらいです。
「でね、学校の先生は『主語が三人称で、単数で、現在形のときに一般動詞に
s
が付く』っていうのを略して、『三単現の s
』って呼んじゃってるんだよ」
「あー!それだったのかー!サンタンゲンのs、サンタンゲンのsっていうのはー。『主語が
he, she, it で、現在形の時に、一般動詞にs
がつく』ってことだったのねー。やっとわかったー」 私はじゅ文の謎がとけたような気がしてうれしくなりました。
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