クマが教える英語のしくみ


2-11■ 分析開始! ■

「そうだね。さて、ではそろそろ文の分析をするくせをつけるようにしましょう」

「え?文の分析?」

「そう。英文を分析すると、文のしくみがはっきり見えてくるの。英文はそのしくみがわかると、理解できるようになるよ。理解して、トレーニングをちゃんとすれば、その文章が自分のものとして使えるようになるわけ。

では、分析のしかたを説明します。これから、英文の下のところに、自分でわかるようにいろいろ記号を書いてもらいます。主な記号をあげると、

主語の記号は  s
 動詞の記号は  v
 目的語の記号は o
 補語の記号は  c

というぐあいです。これは、それぞれの文法用語の英単語の頭文字を使っているんです。subject(主語)の『 s 』、object(目的語)の『 o 』というふうに。
  では、試しにさっきの英文の下に記号を書いてみてください」

He has a cute dog.  His dog is cute.

「線が引いてあるところがあるけど、何?」

「あ、最初はわかりやすいように、意味の上でのひとかたまりに線をひいておきました。a cute dog(かわいい犬)と His dog(彼の犬)は意味の上でひとかたまりだね」

「なるほど」

私は立ち上がり、クマからチョークを受け取って、黒板に書かれた例文の下に『 s 』とか『 』とか書いてみました。 クマは『 s 』とか『 』がわかれば英語がわかると言っています。ホントかな?

「...主語、動詞、目的語。主語、動詞、...補語。こんな感じかな?どう?」

He has a cute dog.  His dog is cute.
  s  v     o       s   v  c

「そうそう。そのとおり、正解。『分析』って言ったら、そんなふうに記号をふってみてね。

ところで、さっき cute は形容詞だって言ったよね。ここでは形容詞 cute が『 c 』つまり『補語』になってるね。『彼の犬=かわいい』って、主語のことを説明してるから。だから、形容詞は補語になれるのね。では、もう一つ、補語になれたのはなんでしょうか?」

「えーっと。名詞!それじゃ、前に書いたノートに、補語のことも書き加えておくね」  

主語は...その文の主人公。文の最初にくる。

動詞は...動作や状態をあらわす言葉。主語の次にくる。

目的語は...動詞の動作の対象になる言葉。一般動詞のあとにくる。

補語は...主語を説明する言葉。be動詞などのあとにくる。

 

名詞は... @ 主語になれる。 A 目的語になれる。 B 補語になれる。

形容詞は... @ 名詞を修飾する。 A 補語になれる