|
「さて、それでは一番肝心な『名詞はどんな働きをするか』をお話しましょう。」
「え、これからが一番肝心なの?覚えることがたくさんで、ちょっと疲れちゃったんですけどー。」
「え?まあ、そう言わずにもう少しつきあってよ。名詞が文の中で何になってるかを考えてもらいたいの」
「何になっているか?」
「やったでしょ。主語になってるとか、目的語になってるとかって。あれ。
例文を書くからそれから考えてね」
「はーい」
|
@
The bear loves
honey.
『そのクマははちみつが大好き。』
A
Keiko likes the bear.
『ケイコはそのクマが好き。』
B
This is the bear.
『こちらがそのクマです。』
|
「
the bear がその名詞なわけですね。えーと、@では the bear
は主語になっています。Aでは the bear は動詞 like
の目的語になっています、クマは好かれているほうだから。Bでは the bear は動詞
is の後に来てるので、やっぱり目的語になっています。」
「うーん。おしいなぁ。@Aは正解、でもBが違うの」
「え?
is って動詞でしょ?be動詞。動詞の後ろは目的語じゃないの?」
「えとね。be動詞は『〜を』ていう『目的語を取らない動詞』なんだ。Bの文を見てね。
|
B
This is the bear.
『こちらがそのクマです。』
|
『これが、そのクマを、なんとかする』っていう文じゃないでしょ。『これは、クマです』って言ってるわけだから。」
「うーん。そうね。『これは、クマです』って説明してるのかな?」
「そう。『be動詞は、主語とbe動詞の後ろにくる言葉を、イコールで結ぶ働きをする動詞』なの。This
= the bear ってぐあいにね」
「そうかー。主語とイコールのヤツがbe動詞の後にくるのね。ところで、be動詞の後にくる言葉が目的語じゃないとしたら、いったい何なの?」
「『補語』(ほご)っていうの。主語の意味を補う言葉。ここでは主語を説明してるね」
「ふーん。補語ね。主語を説明する、っと。じゃ、結論として、
|
名詞は...
@
主語になれる。 The
bear loves
honey.
A 目的語になれる。 Keiko
likes the bear.
B 補語になれる。 This
is the bear.
|
っていうことね。で、@は動詞の前にくるとき。Aは一般動詞の後ろにくるとき。Bはbe動詞の後ろにくるとき。ね? しっかりノートに書いとかなきゃ」
「そういうこと。よくできました。本当はあと一つ名詞の働きがあるんだけど、それは後でやろうね」
|