クマが教える英語のしくみ


2-7■ 働きを知らないとはじまらない ■
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「さて、それでは一番肝心な『名詞はどんな働きをするか』をお話しましょう。」

「え、これからが一番肝心なの?覚えることがたくさんで、ちょっと疲れちゃったんですけどー。」

「え?まあ、そう言わずにもう少しつきあってよ。名詞が文の中で何になってるかを考えてもらいたいの」

「何になっているか?」

「やったでしょ。主語になってるとか、目的語になってるとかって。あれ。 例文を書くからそれから考えてね」

「はーい」

@ The bear loves honey.
  『そのクマははちみつが大好き。』

A Keiko likes the bear.
  『ケイコはそのクマが好き。』

B This is the bear.
  『こちらがそのクマです。』

the bear がその名詞なわけですね。えーと、@では the bear は主語になっています。Aでは the bear は動詞 like の目的語になっています、クマは好かれているほうだから。Bでは the bear は動詞 is の後に来てるので、やっぱり目的語になっています。」

「うーん。おしいなぁ。@Aは正解、でもBが違うの」

「え? is って動詞でしょ?be動詞。動詞の後ろは目的語じゃないの?」

「えとね。be動詞は『〜を』ていう『目的語を取らない動詞』なんだ。Bの文を見てね。

B This is the bear.
  『こちらがそのクマです。』

『これが、そのクマを、なんとかする』っていう文じゃないでしょ。『これは、クマです』って言ってるわけだから。」

「うーん。そうね。『これは、クマです』って説明してるのかな?」

「そう。『be動詞は、主語とbe動詞の後ろにくる言葉を、イコールで結ぶ働きをする動詞』なの。This = the bear ってぐあいにね」

「そうかー。主語とイコールのヤツがbe動詞の後にくるのね。ところで、be動詞の後にくる言葉が目的語じゃないとしたら、いったい何なの?」

「『補語』(ほご)っていうの。主語の意味を補う言葉。ここでは主語を説明してるね」

「ふーん。補語ね。主語を説明する、っと。じゃ、結論として、

名詞は...

@ 主語になれる。   The bear loves honey.
 A 目的語になれる。  
Keiko likes the bear.
 B 補語になれる。  
 This is the bear.

っていうことね。で、@は動詞の前にくるとき。Aは一般動詞の後ろにくるとき。Bはbe動詞の後ろにくるとき。ね? しっかりノートに書いとかなきゃ」

「そういうこと。よくできました。本当はあと一つ名詞の働きがあるんだけど、それは後でやろうね」