クマが教える英語のしくみ


2-8■ be動詞の文を疑問文にすると ■

「名詞の話が長くなってごめんね。で、何が今回のテーマって言ったっけ?」

「やだなー。『お友達になるための英語』でしょー。もうー」

「そうそう、その続き。はは。

自己紹介するにはbe動詞の文が使えるってことだったね。で、be動詞の後には名詞がくるってお話をしてたんだ。でも、『 I am 〜』で自分のことばかり言っていても会話にならないから、こちらから相手の人になにか聞いてみよう。 まずは相手の人の名前を聞いてみようか。もっともネイティブの人は自分から、Hi. I'm ナントカー...って先に自分から名前を言ってくれるだろうけど。ま、ここではとりあえず練習ね」

「そうすると『あなたの名前はなんですか?』っていう文章を作るわけね。うーん。『何』たしか『 what 』だから What your name?

「うーん。ちょと違う。『あなたの名前はクマです』だったらどうなるの?」

「普通の文ですね。Your name is Kuma.

「そうそう。それを疑問文にすると?」

「 えー...。あ、be動詞の疑問文、まだやってないよ」

「あれ?!そうだった?ひゃー、ごめんなさい」

「 なんかたよりないなぁ」

「ごめん、ごめん。『疑問文は何かを前に出す』ってのを思い出してね。一般動詞の疑問文は DoDoes が前に出て動詞は元に戻るって前にやったよね。 be動詞の疑問文はbe動詞自体を前に出すだけなんだ。簡単でしょ?それから、あとで『助動詞』(じょどうし)が含まれる文っていうのもやるけど、それもその助動詞を前に出すだけで疑問文になるの。 だから、簡単に言っちゃうと、英語の疑問文はつぎの2パターンになるわけです。

英語の疑問文は2つの基本パターンだけ

@『一般動詞型の疑問文』
  DoDoes を借りてきて前に出し、動詞はもとの形(原形)に戻す。
A『be動詞、助動詞型の疑問文』  
 
be動詞や助動詞を前に出す。両方あったら助動詞の方を前に出す。

たとえば、『あなたはケイコです』は You are Keiko. だよね。で、それを疑問文の『あなたはケイコですか?』にすると、Are you Keiko? となるんです。be動詞が前に出ただけなの。簡単だね。
 
ではさっそく、さっきの Your name is Kuma. を疑問文にしてください」

「be動詞が前に出るだけなら、Is your name Kuma? ってことになるね。どう?」

「正解です。疑問文だから、最後の方は聞いてるように上げて発音してね」

「ハイ」

「さて、ではもとに戻りましょう。『あなたの名前はなんですか?』っていう疑問文だったね」

「そうそう」

「さっき『何』は what だって言って、What で始めてくれたでしょ?それでいいんです。What の後に疑問文を続けて...正解は、 What is your name?となります。 成り立ちの順を確認してください。

@ Your name is Kuma.

  普通の文です。主語+動詞+補語の語順になってますね。

A Is your name Kuma?

  be動詞が前に出て疑問文になりました。

B Is your name what? (×)

  クマという名前がわからないので、代わりに what (何)をおきました。でもこんな文章はありません。ご注意。what は疑問詞(ぎもんし)と呼ばれる言葉なんです。疑問詞はふつう疑問文の頭にくることになっています。ですから、what を前に移動して、できた文章は、

C What is your name?

です。大丈夫かな?」

「あ、もしかしたら ワッチョーネーム? (What's your name?) とも言わない?それなら聞いたことがある」

「そうだね。会話だとできるだけ短くして伝えたいから What is の短縮形の What's が使われることが多いね。それでもって What's your name? って聞かれたら、もちろん、My name is 〜 .で答えましょう」

What's your name?

My name is Kuma Morino. じゃ、今日はここらへんでおしまいにしましょう。また明日来てね。待ってるよ」

「ふー。お疲れさまー。明日は部活でちょっと遅くなります。」

 

家に帰るとやはり『森の英語教室』で過した時間は無いことになっています。『どうせなら、この疲れもなくしてくれるとありがたいんだけど...』と私は思いました。ぜいたくかな?

「それにしても、英語の名詞はややこしい。寝る前にノートを見直しておこうっと」

ノートを開くと、しおり代わりにはさんでおいた木の葉から緑のにおいがしました。