クマが教える英語のしくみ


2-9■ 形容詞? ■

「ケイコちゃん、こんにちは。部活で疲れていないかな?」

「ヘイキヘイキ、大丈夫。さー勉強しましょ」

実際、学校の勉強とは違う角度から勉強しているような気がして、森の英語教室に通うのが楽しくなってきたんです。

「じゃ、きのうの続きで、『お友達になるための英語』ね。 日本語でもそうだけど、誰かと初めて話をするときは、話が弾むように共通の話題を探すとか、相手が好きそうな事を話題にしたりするよね」

「共通の話題ねえ。私はテニスが好きだから、Do you like tennis? とか聞いてみようかな」

「それ、いいね。Do you like 〜?っていう疑問文。使えるね。 それから、『あなたはどうですか』っていう表現もあるよ。How about you? っていうんだけど、これ覚えておくとすごく便利。まず、ふつうの文で自分が何が好きか言っちゃって、それから How about you? って続けるの。こんな感じ」

I like tennis. How about you?
(私はテニスが好きです。あなたはどうですか。)

「へー。How about you? ね。覚えておきましょ」

「じゃ、like の文章で他に何か思いつく?」

「うーん。こんなのどうかな?」

I like your hairstyle.
(私はあなたのヘアスタイルが好きです)

I like your T-shirt.
(私はあなたのTシャツが好きです)

「そうだね。自分の物を相手が気に入ってくれたらうれしいもんね。like って使える動詞だね。じゃ、『かわいいっ』とか『美しいですね』ってほめてあげたいときはどうだろう」

「えーっと。『かわいい』は cute、『美しい』は beautiful ね。『あなたのTシャツ、かわいいね』っていうんなら Your T-shirt is a cute. かな?」

「おしいねー。『あなたのTシャツ=かわいい』だからbe動詞の文にしたのはいいんだけど、『 a 』はいらないの」

「てことは cute は数えられない名詞?」

「ううん。cute形容詞(けいようし)なんだ」

「形容詞?」

形容詞って名詞を修飾する言葉。日本語でいうと、『かわいい犬』の『かわいい』、『青い空』の『青い』が形容詞。 『かわいい犬』だったら『かわいい』って形容詞が『犬』っていう名詞にかかってるでしょ?『かわいい』→『犬』っていうふうに。それが『名詞を修飾してるっていうことなの。『青い空』だったら『青い』っていう形容詞が『空』っていう名詞を修飾しているんだね」

「はー。形容詞は名詞を修飾するわけか。てことは形容詞は名詞じゃないから数えられないとか?」

「そういうこと」

「そうしたら、『あなたのTシャツ、かわいいね』っていう文は、 Your T-shirt is cute.ね。『 a 』はいらないと。うーん。ユーアー『ア』って口癖になっちゃったから言いにくいな」

「何度も発音して慣れてね。それがトレーニング」

「そうかー。ところで、日本語みたいに『かわいい犬』とか『青い空』は英語でなんていうの?」

a cute dog, blue sky っていうの。日本語と同じように、形容詞+名詞の順番になるの。

それから、a cute dog の『 a 』に気をつけてね。『形容詞 cute に「 a 」がついてるー』とか思わないように。a dog という名詞を cute という形容詞で修飾するときは、冠詞の a と名詞の dog の間に形容詞 cute が入りこんじゃうんだよ。cute a dog(×)なんてやらないでね。では、次の例文でそのことを確認してみてください」

@ He has a cute dog.『彼はかわいい犬を飼っている。』

A His dog is cute.『彼の犬はかわいい。』

「@は形容詞が名詞を修飾している例ね。cute → dog

Aは形容詞が主語を説明している補語になっている例で、His dog = cute となっていると。そうすると、形容詞は補語になれるんだね。be動詞の後にきて主語を説明してる」

「そうそう、形容詞は補語になれる。これ重要ね」