クマが教える英語のしくみ


3-1■ 自分ひとりでできちゃうおりこうさん ■

「あ、ノートにちゃんとポイント書いてるね。えらいえらい。

えーっと、目的語に関係しているんだけど、いままで習ってきたような、一般動詞で目的語を持つ動詞のことを『他動詞』(たどうし)っていいます。他動詞の後ろには目的語が来るってことね。それとは逆に目的語を持たない動詞もあるんです」

「てことはその動詞の後ろに何もこないの?」

「何もこないで、文が終わっちゃうときもあるけど、他の修飾語句がきたりすることのほうが多いの。 例えば、swim(泳ぐ), run(走る), fly(飛ぶ), sit(すわる), walk(歩く)なんかが後に目的語が来ない動詞なの。こんな目的語をとらない動詞のことを『自動詞』(じどうし)っていいます。例文見てみてね」

@ I swim.  (私は泳ぐ<習慣的に>

A He runs.  (彼は走る<習慣的に>

B She walks.  (彼女は歩く<習慣的に>

C Birds fly.  (鳥は飛ぶ)

「なんだか、詩みたいな感じね」

「うん、短いからね。それから<習慣的に>っていうのも気になるでしょ?『現在形』っていう形は、今現在の事というより、日ごろの習慣なんかをあらわす形なの。「習慣的に〜する」っていうときに使う形なんだ。

こういうふうに主語+動詞の2語でだけでも文章にはなるんだけど、あまりに情報不足だから、主語+動詞のあとには修飾語句が続くことが多いです。こんなふうに」

I swim in the river every summer.
 s  v
(私は毎年夏になるとその川で泳ぐ)

He runs so fast.
 s   v
(彼はとても速く走る)

She walks to school on weekdays.
 s   v
(彼女は平日歩いて学校まで行く)

「あー。動詞のあとにずらずらと続いてるー。文が長くなると私、混乱しちゃうー」

「じゃ、最初の文を一緒に考えてみようね。in the river は『川で』っていう意味のひとかたまり、そのあとの every summer は『毎年夏に』という意味のひとかたまり。それで、かたまりごとに書くとこんなふうになるの」

I swim (私は泳ぐ<現在形>)

in the river (その川で)

every summer. (毎夏)

「あのー。私にはその『かたまり』の見分け方がわからないんですけどー」

「あ、それにはね、副詞(ふくし)や前置詞(ぜんちし)を見つけるんだよ」