|
「副詞、前置詞...。うーん。なんだか文法用語のオンパレードね。私、かなりきつくなってきたんですけど」
「大丈夫、この二つを覚えれば、あとはそれほどないからね。まずは副詞からいきましょう。次の文章を見てください」
「この文章の
fast という語が副詞です。『速く』っていう意味のね。この fast
は主語の He と動詞の runs
のどちらを修飾しているでしょうか?修飾って覚えているよね。『かかる』ってことね。どちらにかかっているでしょうか?」
「えーっと。『速く』→『走る』だから、runs!」
「正解。ということで、副詞は動詞を修飾します。そしてさっきの例文で出てきた『
so 』も、『とても』という意味の副詞なんです。では、次の文中の副詞『 so
』は何を修飾しているでしょうか?」
| He
runs so fast.
(彼はとても速く走る) |
「えーと。『
so 』は『とても』っていう意味で...『とても』→『走る』なんてことはないから、『とても』→『速く』。
fast を修飾していますね。ってことは副詞は副詞も修飾するって事?」
「そういうこと。なんだか面白いよね。では、次の文章です。こんどの
so は何を修飾しているでしょう?」
| She
is so
beautiful.(彼女はとてもきれいです) |
「『とても』→『きれい』だから
beautiful を修飾しています。beautiful
は形容詞だから、副詞は形容詞も修飾するわけ?」
「そういうこと」
「えー。副詞ってなんでも修飾しちゃうじゃないの。まいったな、どれも副詞に思えちゃう」
「じゃ、整理しておきましょう」
| 副詞は...
『動詞』『副詞』『形容詞』を修飾する。まれに『名詞』も。 |
「なにそれ、『まれに名詞も』って。それじゃ、本当になんでも修飾しちゃうじゃないの。もー。
あ、ところで、形容詞は何を修飾するんだっけ?」
「名詞だよ。
a beautiful flower ってぐあいに」
「あ、そうか。でも、その単語が形容詞か副詞かわからないってこと、あるでしょ?そういう時はどうするの?」
「そのために辞書があるんじゃないのー。引くの」
「やっぱりね。嫌な予感がしたんだわ」
「あはは。それからね、辞書を引くと、一つの単語なのに『副詞の意味』と『形容詞の意味』が載っていたりすることがあるの。例えばさっきの
fast。次の例文を見てね。
|
@
He runs fast.(彼は速く走る)
A
He is a fast
runner.(彼は速いランナーだ)(=彼は脚が速い)
|
というぐあい。@の
fastは『速く』→『走る』っていうふうに動詞 runs
を修飾してるから副詞。で、Aの fast は『速い』→『ランナー』っていうふうに名詞
runner を修飾しているから形容詞だね」
「くー。どっちかにしてって感じ」
「最後に『まれに名詞を修飾する』っていう例をあげておくね」
|
Even
a child knows it. (こどもでさえ、それを知っている)
《even(副)が
a child(名)にかかっている》
Yayoi
alone is absent. (ヤヨイ一人だけが欠席している)
《alone(副)が
Yayoi(名)にかかっている》
|
「『あれ?なんか変だな』って思って辞書引いて見ると、名詞を修飾する副詞だった、ってことがあるわけ」
|