クマが教える英語のしくみ


4-2■ 今やってます ■

「現在形で習慣なんかを言うなら、『今現在』のことはどうやって言うの?」

「それには『現在進行形』(げんざいしんこうけい)って形を使います。 パターンはこれです。

◆現在進行形のパターン◆

@普通の文 
 主語 be動詞の現在形 一般動詞のing 〜.

 He is sleeping.  (彼は今寝ています)

A否定文  
 主語 be動詞の現在形 not 一般動詞のing 〜.

 He is not sleeping.  (彼は今寝ていません)

B疑問文  
 be動詞の現在形 主語 一般動詞のing 〜?

 Is he sleeping?  (彼は今寝ていますか

この、現在進行形という形にはbe動詞が含まれていますから、be動詞自体を『前に出して疑問文』、be動詞に『 not をつけて否定文』となるわけです。

では、下の例文に記号をふって、意味を考えてください」

@ He is watching TV.

A Ken and Mike are talking on the phone.

B She is writing a book about cooking.

C What is she doing?

D It's raining.

E How are you doing?

「はーい。これで、「今〜している」って言えるね」

「あ、それミケじゃなくて、マイク。それから、『電話の上』じゃなくて『電話で』」

「わざと間違えたのよん。ははは」

「『よん。ははは』じゃないの。もう」

「ねーねー。この文章って、たった今のこと言ってるんじゃないんじゃない?今、机に向かって書いているところなの?」

「そうそう。これ、どっちともとれるんだよね。この文だったら、道端で友達に会ったときなんかにも言えるね。『実は今、本を書いてるのよ』って。『最近〜してる』ってことにも現在進行形が使えるわけだね」

「そうなのかー。やっぱり。本当にたった今のことだけじゃなくていいんだ。 それから、この p op っていうか、前置詞句ってAの前置詞句と違わない?私、勝手に『料理についての本』とか訳しちゃったけど」

「おー。すごいねー。いいところに気がついちゃったね。そうなの。これは前置詞句が形容詞みたいに前の名詞を修飾している例なの。前置詞句が形容詞句として働いているんだね。 about が『〜について』っていう意味の前置詞で、about cooking で『料理について』っていうひとかたまり。それが前の名詞 a book にかかって、 a book about cooking で『料理についての本』っていうふうになっているわけだね」


じゃあ、 こんなのはどう?」

She is a girl (in love).
  s  v  c   p  op

「『彼女は恋する女の子』ってことね。なるほど。わたしのような。はは」

「その恋が実りますように」

C What is she doing?      

「これって記号がふりにくいね。be動詞と一般動詞のing形がはなれちゃってるもの」

「実はね、今回のbe動詞助動詞の働きをしてるの

「え?助動詞ってなに?!」

「動詞を助ける言葉。あはは、そのまんまだね。くわしい説明は今度します。とりあえず、be動詞の下に『助』って書いておいて」

「あらまー。それじゃぁ。こうかなっ」

Whatにも記号がふれるよ」

「え? Whatって疑問詞でしょ?」

「でも今回、文の要素になってるよ」

「うーん。じゃ、こうかな。『何をー』だから」

C What is she doing?
     o  助 s   v
  何を/彼女はしていますか
  『彼女は何をしていますか』

「正解!」

「この文、おかしいね。こういうのあり?」

「あり。この it は、『それ』とか『あれ』って考えられないでしょ?この it はお天気なんかを表す it で、日本語には訳さないの。『晴れています』だったら、 It is fine. っていうの。fine は『晴れている』っていう意味の形容詞」

「雨のときは動詞 rain。晴れのときは形容詞 fine。ふーん、そうなのかぁ。それじゃあ...」

D It's raining.   
   s 助  v
  『雨がふっています』

「訳さないけど、It は主語でいいんでしょ?」

「そうなんだ。それから、時間のことをいう時も、明るいとか暗いとかいう時もこの訳さない It が使われるの。It is 7 p.m.『午後7時です』, It is dark here.『ここは暗い』というぐあいに」

「なるほど。『日本語じゃ訳せない it がある』ってことね。じゃ、次に行きます」

「おかしい。この訳は絶対間違ってる!どういう意味なんだろう?」

「これはね、How are you? よりちょっとくだけたあいさつの表現」

「っていうと、『元気ですか』って聞いてるのか。進行形を使ったくだけたあいさつね。えーっと、
  I'm fine, thank you. (元気です。ありがとう)
  ...でもちょっと疲れたかな。ねえ、いいお天気だし、森の中をお散歩しようよ」

「そうだねー。じゃ、小川のほうに行ってみようか」

クマは最初に会ったときと同じように私の前をふわふわと浮かんでいます。
  『ここは不思議な森だから、もしかしたら、私もクマと同じように浮かぶことができるかも』ふとそんなふうに思えたので、私は全身の力を抜いて、フワっと浮かぼうとしました。


ドタッ。


うーん。私はクマのようにはいきません。イタタ。

「はは、まだまだ修行が足りないね。ケイコちゃん」

「いーのよ。私は現実を歩むのよ」

ま、とにかく、サラサラと流れる小川のほとりに腰をおろし、青い空にぽっかり浮かんでいる白い雲を見上げているのはとても気持ちがいいことでした。