クマが教える英語のしくみ


5-1■ キミならできる ■

「さて、今日から助動詞の勉強です。

否定文や疑問文のパターンは、未来の will や現在完了の have と同じで、not をつけて否定文、前に出して疑問文になります。まずは助動詞 can からいきましょう。can は『〜できる』という意味です過去形は could

「ありゃ、説明はそれだけですか?」

「そう。大丈夫、キミならできる」

「できるってね」

@ I can play the piano. Can you?

A When I was young, I could swim so fast.

「じゃ、やってみましょう。can は『〜できる』と」

Can you のあとは省略しちゃってもいいのね」

「うん。こういうとき Can you play the piano? って繰り返すと、くどくなるからね」

「はい。そういうことです。

誰かに向かって、 Can I ? っていうときは『(私が)〜してもいいですか』っていうふうに『許可を求める表現』になります。Can I read this book?(この本読んでもいいですか)ってぐあいに。 それを Could I ? にすると Can I ? よりもずっとていねいな、『〜してもよろしいですか』っていう表現になります。このときの could には過去の意味はありません」

「おお、過去じゃないのに過去形を使う!?」

「そう。ネイティブの人にいわせると、過去形って現実より『遠い』イメージなんだって。実際より離れている。それで『(もしよかったら)...してもいいですか?』みたいに控えめに言いたかったり、can を使うほど確かじゃないときに過去形の could が使われるの」

「それでも過去じゃなくて、現在のお話」

「そう、現在のことでも could なの。それが日常会話で多いんだー。だんだん慣れていこうね。では、例文です」

『電話で』

B Hello, can I speak to Asuka, please?

C Hello, could I speak to Asuka, please?

「電話かけて『アスカさんと話してもいいですか』ってのはなんか変ね...」

「なーんて適当に訳しちゃった」

「いいのいいの。合ってるよ。日本で電話をかけて、最初にいう言葉はだいたいそんな感じでしょ。

Can Iっていうのは『〜してもいいですか』っていう意味だから、そのあとに続く動詞がちょっと思い浮かばなくても、何かを指差して Can I?とか Could I?っていえば、だいたい何をしたいか相手の人は察してくれるよ。 たとえば、イスを指差して Can I?っていえば、『座ってもいいですか』って言っているんだな、ってわかってもらえるから」

「『それは売れないよ』とか言われたりして」

「あはは。そういうこともあるかもね。 じゃ、今度は can を使うほど確かじゃないときの could の例文。『〜することもできる』っていう意味で、なにかを提案するときなんかに使います。これ、日常会話でよくでてくるから覚えておいてね。ではまた例文」

D It's a nice day. We could go for a walk.

E When you go to New York, you could stay with Takao.

「おー。日常会話で使われるなら覚えねば」

「『 stay with 』で『〜と一緒に泊まる』じゃなくて『〜の所に泊まる』かあ、辞書にはいろいろ書いてあるねぇ。引いてみるもんだ」

「そうだね。あ、それから、ていねいな could I と同じ意味で May I が使えます」

May I borrow your pen? = Could I borrow your pen?
『あなたのペンをお借りしてもいいですか?』

「 『 May I help you? 』っだったら聞いたことあるよ」

「うん、『手伝いましょうか』とかいう意味だね。買い物に行くとお店の人が最初にいう言葉でもあるね