クマが教える英語のしくみ


5-7■ いろいろな疑問文 その1■

「さて、今日は今までの復習の意味もかねて、いろいろな疑問文を考えてみましょう」

「疑問文ね。覚えてますよー。be動詞・助動詞型はそのまま前に出して疑問文。一般動詞型は do, does, did を前に出して動詞を原形にすると疑問文」

「おー。よく覚えていたね。関心カンシン。では、まず下の例文を分析してみてください」

Satsuki met him in Tokyo in 1995.

「一般動詞の過去の文章ね。オッケー」

「うん。そうだね。で、この文章が下のように、棒線を引いた部分がわからないとします。そうしたらどういう疑問文で棒線の部分を聞くことになるのでしょうか?」

Satsuki met him in Tokyo in 1995.

「『1995年に』が消えてるから、『いつ』か聞けばいいのね。『いつ』っていう疑問詞は『 When 』で、その後は疑問文の語順だから...」

When did Satsuki meet him (in Tokyo)?   
     助   s    v   o  p   op
いつ/サツキは会いましたか/彼に/(東京で)
『東京で、いつサツキは彼と会いましたか?』

「そうそう正解。ちゃんと動詞が原形に戻ってるね。じゃ、今度はこれ」

Satsuki met him in Tokyo in 1995.

「こんどは『どこ』か聞くわけだから、疑問詞は『 Where 』ね」

Where did Satsuki meet him (in 1995)?
      助   s    v   o   p  op
どこで/サツキは会いましたか/彼に/(1995年に)
『1995年に、サツキはどこで彼と会いましたか?』

「いい調子だねー。正解。じゃ、これはどうかな?」

Satsuki met him in Tokyo in 1995.

「へへへ。そうくると思ったー。『だれ』の疑問詞は『 Who 』だからー...」

Who did Satsuki meet (in Tokyo) (in 1995)?
  o  助    s   v   p   op  p   op
だれに/サツキは会いましたか/(東京で)/(1995年に)
『1995年に、サツキは東京でだれと会いましたか?』

「正解、それじゃ今度はこれ」

Satsuki met him in Tokyo in 1995.

「え?サツキを消しちゃうの?これも『だれ』だから、やっぱり『 Who 』かな...」

Who did meet him (in Tokyo) (in 1995)?
  s  助   v  o  p  op   p  op
『だれが、1995年に東京で彼と会いましたか?』

「ブー。残念でした。疑問詞が主語のときはふつうの文の語順なんです。だから正解はこうなります」

Who met him (in Tokyo) (in 1995)?
  s  v  o   p  op   p  op
だれが会いましたか/彼に/(東京で)/(1995年に)
『だれが、1995年に東京で彼と会いましたか?』

「あらまー。知らなかった。疑問詞が主語のときはふつうの文の語順なのかー。動詞も過去形のまんまで、サツキが Who に変わっただけね」

「そうなの。だから疑問詞が主語の場合と、そうじゃない場合に気をつけてね。実はね、さっきやった...

Who did Satsuki meet (in Tokyo) (in 1995)?
  o  助   s   v    p  op    p  op
だれに/サツキは会いましたか/(東京で)/(1995年に)
『1995年に、サツキは東京でだれと会いましたか?』

...っていう例文の who は、昔は whom だったの」

whom ?」

「そう、who も、he, his, him, his みたいに活用があって、 who, whose, whom, whose っていうの」

「え?それもやっぱり、主格、所有格、目的格、所有代名詞なの?」

「そう。でも、いまは目的格の whom はあまり使われていないの。who が代わりに使われているんだ。混乱しちゃうよね。 それじゃ、そこらへんのことも頭に入れて、次の例文を分析してみてください」

@ When will you come?

A Where is she?

B Why don't you come with us?

C How did you come here?

D Who can answer that question?

E Who did you see?

F Who shuold I talk to?

G Whose pencil did you borrow?

H What do you think?

I What did he talk about?

J What time did you sleep?

K How old are you?

L How many people did you meet?

M How long has he lived here?

N Which do you want?

O Which book do you need?

P Which part of America did you go to?

「あーっ?!17個もあるー!!多過ぎない?」

「大丈夫、三回に分けてやるから」

「三回に分けても、やるのは私なんですけどー。ぶつぶつ...」

「『いつ』(When)→『来る』(come)って動詞にかかるから、この When っていう疑問詞は副詞でしょ?」

「おおー。すばらしいっ!そうなの。疑問副詞って呼ばれる、もとが副詞だった疑問詞なの。疑問副詞には他に、where, how, why があります」

「そうかー。もとが副詞の疑問詞ね。」

「そう。もとが名詞や代名詞だった疑問詞は疑問代名詞って呼ばれます。疑問詞でありながら主語になったり目的語になってたりするの。さっきあったよね、who が主語だったり、目的語だったりしてた文。疑問代名詞の方は、who (whose, whom), which, what があります」

「なるほどー。そういうことなのかー」

「これは don't がついて『〜ではないのですか』って意味になるのね」

「うん。否定疑問ってやつだね。でも、Why don't you ? は『なぜ〜しないんだー!』っていう強い否定じゃなくて、『〜しませんか』っていう軽い誘いかけのときにも使うの。この場合は、『ご一緒しませんか』っていう意味になるの」

「へー。そうなんだー。Why don't you ?『〜しませんか』ね。覚えておかないと」

「どうやって、って方法を聞く疑問詞 How ね」

「これは Who が主語になっているから、ふつうの文の語順になってるね」

「そう。それから、この文章は『誰にもその質問には答えられない』って意味にもなるよね」

「これも昔は whom だったのね」

「そういうこと。それじゃ、続き行くよー」