クマが教える英語のしくみ


7-3■ 欲張りな動詞たち ■

「今度は目的語が二つある場合です」

「え?一つの動詞で目的語が二つなの?なんか欲張りね」

「そう、欲張りな動詞。でもそういう欲張りな動詞は多くないから大丈夫だよ。じゃ、例文ね」

He gave me a book.
 s   v  o   o
彼は/与えた/私に/一冊の本を
『彼は私に本をくれた』

「ほんとだ。目的語が二つあるね。『私に』→『与えた』、『本を』→『与えた』。これってなにか規則みたいなものはないの?」

「えーとね。最初にくる目的語は『人』で、間接目的語(かんせつもくてきご)と呼ばれます。日本語の「〜に」にあたります。で、その次にくる目的語は『物』で、直接目的語(ちょくせつもくてきご)って呼ばれます。日本語の「〜を」にあたります。では、ちょっと次の例文を分析してみてみて」

@ They showed me a map.

A He asked the teacher some questions.

B She told us an interesting story.

C He bought his daughter a dress.

「最初が『人』で、次が『物』ね。『〜(人)に...(モノ)を』と」

「彼らはー、私にー(人)、地図をー(物)、見せた、と」

「こんな感じかな?でも、いつも『人』が先って考えてないといけないの?」

「いや、『物』が先になってもいいんだよ。でもそうすると、もうSVOOの形じゃなくて、SVO(P OP)の形になるんだけどね。こんな風に」

I gave a book (to her).
 s  v   o   p  op
私はあげた/一冊の本を/(彼女に)
『私は彼女に本を一冊あげた』

 

He bought a flower (for his mother).
 s    v    o    p    op
彼は買った/花を/(彼のお母さんのために)
『彼はお母さんに花を買ってあげた』

 

He told the story (to his brother).
 s  v    o    p    op
彼は話した/その話を/(彼の弟に)
『彼は弟にその話をした』

「『物』が先にくると、to, for, of などの前置詞が必要になるの」

「そうなのかー。先にモノがきてもいいのね。ちょっと安心」