クマが教える英語のしくみ


8-12■ 形容詞節から形容詞句に変更可能 ■
「前に『副詞節から副詞句へ』ってのをやったでしょ?あれ、形容詞節でもできるんだよ」

「てことは『形容詞節から形容詞句へ』ね。どうやるの?」

「えーと、これはですね、関係代名詞が主格のときに起きます。わかる?形容詞節内の関係代名詞が主語のときって意味だよ」

「はいはい。わかります」

形容詞節内の関係代名詞が主格で、その形容詞節内にbe動詞が含まれるときは、関係代名詞とbe動詞を省略して、形容詞句を作ることができます

「??? あー。例文でお願いします」

「はい。では、『形容詞節から形容詞句へ』の例です。A)とB)、それぞれ2つの文章は同じ意味です」

A) The man who is talking to Mary is my brother.

↓ The man who is talking to Mary is my brother.

B) The man talking to Mary is my brother.

「じゃ、A)とB)の文章を分析してみて」

「はーい」

「ほー。形容詞節内の主語がなくなっちゃったから形容詞句になっちゃったわけね。この場合の talking は何になるの?」

現在分詞。今回の形容詞句はね、学校で『現在分詞の形容詞的用法』っていって習うやつなの。現在分詞で始まる句が形容詞みたいに名詞を修飾しているっていうことでそう呼ばれているの」

「なるほどね。そうすると、形容詞節の中が進行形だと、形容詞句にすることができるってわけね?」

「進行形とは限らないんだなー、これが。主語の後にbe動詞がくる例ってほかにもあるでしょ?では、そこらへんも考えながら、まず次の問題文を分析して、それから形容詞節を形容詞句に変えて、できた文章をまた分析してみてください。わかる?」

「...やってみます」

@ The girl who is playing the piano is Jane.

A They live in a house that was built in 1950.

B The book which is on the table is mine.

「なんだかおもしろいね、この節から句になるっていうの」

「えーと、これを形容詞句にするには、形容詞節内の主格の関係代名詞とbe動詞を消して...と」

「ふむ。これは最初の例文と同じパターンね。もとが進行形。the piano は形容詞節の時は目的語だったけど、形容詞句内では目的語じゃないのね」

「そうなんだー。とりあえず、 (playing the piano) でピアノを弾いているっていう形容詞句(形容詞みたいに働く語の集まり)って考えてね。the piano には記号はなし」

「これは形容詞節の中が受動態だね。be動詞と過去分詞がある。その形容詞節内の主格の関係代名詞とbe動詞を消して...。あ、過去分詞に記号をつけるとしたら?」

Ven でいいかな。『過去分詞』って書いてもいいよ」

「これでいいの?」

「うん、これでいいの」

「これは『過去分詞の形容詞的用法』っていうのかな?」

「そういうこと。分詞が句になっているときはこんなふうに名詞のあとにくるんだけど、分詞が単独で名詞を修飾するときは、普通の形容詞みたいに名詞の前にくるの。気になったら…」

「文法書で調べるのね。ハイハイ」

「これは形容詞節内が進行形でも受動態でもないね。でも、主格の関係代名詞とbe動詞を省略しちゃいましょう」

「あらま。これ、ずいぶん前にやった『前置詞句が前の名詞を修飾している』ってヤツじゃないの」

「はは。そうなの。なかなかおもしろいでしょ?」